天然水晶と人工水晶の違いは?(水晶の種類と違い)

天然水晶と人工水晶の違いは?

水晶に関しては良く質問を頂きますが、神道においても玉石と言えば神様がお下りになられる”依り代”として見る機会の多い石です。サイトによって表示が異なるので良く良く調べようにも戸惑うことも多いと思われますが、種類を解りやすく別けると採取した自然のもの、そのままに「天然水晶」、人の手を加え加工したもの「人工水晶」と別けると解りやすいでしょうか。

「天然水晶」とはその名の通り、天然物。クラスターと呼ばれるそのままの形や、研磨を掛けて球体にしたものから形状を変えたもの。中にインクルージョン(内包物)やクラック(内部のヒビ割れ)が入っている場合が多いので解りやすいです。また、これらが入っていない部分を加工しているものはかなり金額が高いです。そしてミリ単位で金額が変わるのも特徴的。天然のものはガラスや人工物と結晶構造が違いますので、一本の線や髪の毛を水晶越しに見て頂いて、一本に見えれば人工水晶、二重にぶれたり二本に見えれば天然水晶とされますが、これも小さな球体では解りにくいのが現状です。要注意。

「人工水晶」とは天然水晶と比べ、人工的に人が作ったものです。石英という石を溶かし再度形成させて綺麗な透明の玉として水晶と謳います。天然ものではない・・・・という意味も含めれば「溶練水晶(練り水晶)」も同じですね。これも水晶そのものを粉にし再結晶させます。科学の進歩とは恐ろしいですね・・・・・・これらは元々、工業用として開発されたもので天然水晶と違ってかなり安価なお値段で手に入れられます。人工物といえば、ガラスで出来た水晶も人工水晶と呼んでも差し支えないと思います。

「本水晶」、天然水晶と並んでこの表記はサイトで多いのですが、本来は天然水晶と意味合いは同じです。が、中には 「本水晶という表示は、『天然』とは謳えないが『本水晶』とは謳える」 という業者さんにも会いました。なかには「天然”本”水晶」と銘記してある水晶も(笑)本物だと強調したかったのでしょうが、アピールしすぎて余計に訳が判らなくなっておりますが・・・・・この様に販売店や業者によって言い方が若干違いますので、天然ものを求められる方は必ず「天然」と表記されたものをお求め下さいね。

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「玉環」

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