神棚の処理の仕方

神棚の処理の仕方、、、、ご質問を頂きましたので店主の見解を。新しい神棚が欲しい。しかし、古い今の神棚をどう処理して良いのか解らない・・・・このお悩みも案外、多かったりしますね。一昔前までは、新しい神棚を購入した神仏具店で引き取らせて頂いておりましたが・・・・・最近は、県や市の施策上、無断で”お焚き上げ”が出来なかったり届け出が必要だったり。また、届け出を出したからと言って一般企業(神仏店)に許可が下りるとは限らず、なかなか難しい時代でもございます。

一番確実で間違いないのは、”近くの神社に予め問い合わせる”事。

おそらく、お気持ちだけのお布施・喜捨金は必要ですが、近くの社から根気よく連絡していけばかならず引き受けて下さる所があります。このような神社はきちんとお焚き上げの前に一通りのお祓いをして下さり責任を持ってやって下さる神社が多いので安心ですね。

では、ご自宅でお祀りさせて貰った本人はなにもしなくて良いのか?

店主の場合は、基本的には魂入れというものは、持ち主の方個人にして頂いておりますので、反対に”魂抜き”と言えば語弊はありますが、お札を抜く前にきちんといつも以上の供物を並べさせて頂き、「今までしっかりと使わせて頂きました、ありがとうございます。」との御挨拶の一言でもあればそれに越したことはないと思います。

これは神棚だけでなく、使用済みや古くなった道具も同じですね。供物を並べる必要はございませんが、昔より日本人はすべての古いものに八百万(やほよろず)の神々様が宿ったと考えておりまして、そこに感謝を持ちお礼を述べて形と表すのはより自然で大切な事だと思います。ましてや神棚とは、「目に見えないもの」を大切にする代表的なもの。

お札は無事にお移り頂ければそれで問題はございませんが、お札が納まる神棚にも祈ってきた方の心はこもっている筈です、しっかりとした感謝の気持ちとお礼を伝えることが大切だと思います。時々、塩を撒いたりされる方もお見受けされますがこれは穢れに対してお清めする事、本来であれば使い終わった神棚に塩でのお清めは必要ございません。

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