喪中の際の神社参拝・神棚の接し方

喪中の際の神社参拝・神棚の接し方です。

基本的には、神道での喪は50日(地域によっては49日)とされておりますが、

この間は出来れば神社の参拝は控えられた方が賢明です。

死=気が枯れている状態=穢れ。となって、神様へ穢れを持ちこまない配慮からですね。身内といっても自分の場合は、自分の祖父・祖母の代までとしています。それでも、どうしても神社に行かないといけない用事があった際は、「鳥居をくぐらない」「柏手の音を出さない」「祝詞の声をあげない」など対応出来ますが、では神棚に対してはどうしましょう?

神棚の場合、これも穢れを防ぐため白い布(紙)を神棚全体に被せるか、天井から白い布(紙)を貼って神棚が見えない状態にします。完全に包まなくていいですよ。大方、見えないぐらいで結構です。これも50日(地域によっては49日間)。

その間、供物は腐り易いので店主の場合は塩と米、水のみにします。

榊は丈夫で長生きしているものなら別の場所にて毎日、水の入れ替えだけ。

1・15日は塩と米だけ交換します。

神棚の水玉の水は毎日替えます・・・・が、祈らず気が付いた時だけ軽く手を合わせるぐらいですかね。

地域や年代で多少の差はありますが、だいたいこれでOKです。喪が明けたら掛けていた布(紙)を外していつも通りに。ついでながら、「布(紙)は出来るだけ新しい方(使ってないもの)が良いのか?」と聞かれれば、「それが好ましいです。」と答えます。そして、使った後のもの(供物も含めて)はバッチリ再利用・リサイクルしまくります(笑)神棚の掃除の度に新しい布巾やぞうきんを使うのも大変なので、一応、布巾や雑巾も日常用と神棚用は別けています。

もしこれ以外で解らなかったら、コメントやメールでお知らせ下さいね。

コメント

kabosu :

店主様

こんにちは。
先日は勉強会にて有意義な時間と知識をいただき有難うございました。

勉強会の後、すぐにお通夜・お葬式に行きましたが、店主さんのアドバイスのお蔭で安心して参列する事が出来ました。

本当なら春・秋分の日の意味や喪中の過ごし方など、普通に知識として持っていて当たり前なのに知らないまま生きていて、それで済んでいる事がびっくり。。恥ずかしいですね。

勉強会の内容は非常に濃かったので、それが来られる方のみ、、というのが残念です。
分身の術。。。にて国内津々浦々開かれて下さい(笑)

それから 焼き杉のご神鏡は素晴らしいあたたかさです!!
いただいて良かった。

では、、、また。

kamidanaya :

kabosu様
人それぞれ活躍する場所は違うと思います。自分はこれからも、自分の出来る範囲でやれる事をやって行ければと願っています。また当日はご参加、ありがとうございました!一期一会・・・・でも、kabosuさんが東京で自分に言ってくれた、「縁は繋ぐものでしたね(笑)」という言葉が心に残っています。次はどこかは判りませんが、またお会いしましょうね(笑)

不知火 :

店主様

日曜日の勉強会と後日のアドバイス、誠にありがとうございました。

歳のせいでしょうか、近頃自分のルーツについて考えることが多くなって、今回の勉強会はそのことを見つめ直すとても良い機会になりました。その後気になって調べたところ、お恥ずかしいことに今まで産土様と氏神様を勘違いしていたことが判明しました…(とは言ってもご縁の深い神様であることに違いはないのですが)いずれ郷里に戻った際にお札をお受けしようと思います。あ、その前に神棚の掃除をせねば!

押し花の絵葉書づくりは当初思っていたよりもはるかに楽しかったですね。なにより自分の中の「乙女」な一面に気づかされたのが一番の驚きでした。帰って家内に見せたら笑われましたけど…

これをご縁にまたご相談に乗っていただければ幸いです。次回の勉強会も楽しみにしております。

それでは、また。

tomida :

店主様

11月に義父が亡くなり、葬儀屋さんが神棚には白い紙を貼ってくださり、忌みがあけたら白い紙を外しいつものようにおまいりしてくださいと言われたので、白い紙を外すまで神棚を閉めたままでした。(うちの地域では1畳くらいの押入れのようなところに仏壇が入り、その上に天袋のような感じのところに神棚があります。ガラス戸があり、それを閉めていました。)
穢れがあるから、触ってはいけないと思っていました。勉強になりました。

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