神棚の掃除① 日々のお手入れの仕方

榊の水と水玉の水は毎日、替えて頂いてますよね?

今回は神棚(宮形)そのものの掃除の仕方。

掃除は必ず毎日・・・・とは言いませんが(頻度は状況によってで構いません)、やっぱり埃だらけだと手を合わせられる方もそこに入っている神様も、あまり気持ちのいいものではございませんよね。

店主の場合、用意するものは「ハタキ」と「キレイな布巾」・・・・・はい、これだけです。

「ハタキ」は清潔なものであれば、そう特別なものでなくとも構わないです。

今は欲しいものが簡単に揃う便利な時代ですよね~店主宅では昔、100円ショップで購入したモノを今でも大事に使わせて貰ってます。

布巾も3枚程度を「神棚掃除用」と決めて何度も洗濯して使っております。掃除の度に新品の布巾を用意する必要はございません。

最初に棚の上にのせている供物や倒れては危ない榊立て・灯篭・などを手早く下に降ろします。

そしてまずは宮形そのものを、ハタキを使って「失礼します」と一言声を掛けさせて頂いた後、パタパタと端の方から埃を丁寧に払っていきます。

次に、台の上に落ちた埃と、台の上の埃と一緒にキレイな布巾でさっと拭く。日々の掃除の場合、水はほとんど使いません。水気は神棚にとっては大敵の一つなので(カビや水気を吸っての白木の歪みの原因となりやすいです)手早く済ませる為にもすべて空拭きです。

最近は彫刻など凝っている部分や複雑な掃除しにくい部分が多い神棚も多いですよね?

失礼ながらそんな時は、パソコンの掃除の際に使用する「エアーブラシ」を使います。

これもきちんと「すみません、掃除させて頂きます」と更に一声掛けまして、プシューっと一吹き。これだと細かい場所の隅々の埃まで飛ばせるのですごく便利です。

神棚の扉を開けっ放しにされておられる方も多いと思いますが・・・・・・

考え方として神札(お札)は別に書かせて頂いているとおり、時にはご神体の代わりであったり、神棚に至ってはご神体そのものになるものです。直接見るのは失礼にあたる・・・・・との概念の元、店主は扉は常に閉めておくのが正解だと思います。

なので日々の簡単な掃除の時は扉は特別に開かず、中までは掃除は致しません。(中を掃除するのは年に一・二回の本格的な掃除の時のみ。この時にしっかり行ってください。)

また今まで伺ったお宅で神棚のお札の収まる中がゴキ○○の住み家になってたという、物凄く悲惨な神棚も・・・・・ございました・・・・・・・。

いぇ、笑いごとではございません。ただでさえ食べ物を上げる機会の多い場所です!!毎日の掃除の合間に、時々は扉を開かせて頂いて失礼のない程度に確認する必要があると思いますっ!!

「毎日掃除しなければいけない・・・・」

と思えば段々と嫌になって来たりします(苦笑)

「好きなものを大切にしたいなぁ~」

ぐらいの心が一番いい様に感じます。



神棚の掃除② 年に一・二回の本格的な掃除

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