かみしろ制作秘話 ③

かみしろ制作秘話②の続き。

実は・・・・当時、店主が選んだ紙はほとんど却下されました(苦笑)どうもジジ臭い、宗教臭いという理由らしく・・・・・仕方ありませんよね。新しい時代やニーズに沿った、新しい紙の神棚を作ろうとしている最中。自分の欲だけを通す訳には行きません。遊びに来て下さる方々を捕まえては、アイディアを頂いたり、色を選んで貰ったり。本当は「和柄の布地」で作りたかったんですが、、、、これが必要以上に高くなる!なので、今回は諦めて・・・・・もしご要望が多かったり、予想以上に人気が出た時は考えますね。

制作時で一番力を入れた所は、実は扉の所・・・・扉の「厚み」です。

またお札を入れるサイズは予め基準のサイズ(24.5cm×7cm)が3枚入る設計にしていましたが、なかなか皆さん、神札と護符系のお札の区別がつかない方が多くて(これは仕方ないですよね・・・・)「買ったけど、神札が入らない!」とクレームを頂きました。扉は、フックを閉じれば少し浮く程度にマチの部分を設計してあります。フックがスムーズに引っ掛かり過ぎると持ち運びの時に外れやすい事が判明し、ミリ単位でマチを狭くして頂きました。

何とか商品になるまで仕上げる事ができました!

福岡の神棚屋さん「かみしろ」

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現在は「仏壇としても使えないか?」「水子の供養に使いたい。」「嫁ぎ先で実家のご先祖様を供養する時に使えるのか?」とのご意見を頂き、手作りで仏壇を作って頂けるようにかみしろのサイズにあった手作り用の紙の位牌を制作中です。1月の下旬までには完成させ、またこの場でご報告させて頂き、たくさんの方に使って頂き祈る方も、祈られる方も喜んで下さると本当に嬉しいですね。

明日は、「産土(氏神)様を捜したけれど見つからない・・・・・」

という質問を頂きましたので、これについて店主のお答えを記事にさせて頂きます。

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