かみしろ制作秘話①のつづき
「すみません。紙の神棚が作りたいんです!」
電話でアポ取らせて貰った時に最初にお願いした言葉です(笑)
無我夢中でした。当方、福岡市内より佐賀の有田町は車で3時間半、特急列車を使っても2時間以上。そこを何度も行ったり来たりさせて頂きましたが、制作元の会社は元々、有田焼の箱を作るメーカーからはじめて今は紙のプロ、そちらの営業の方と工場長を交え何度も打ち合わせを重ねる。
誠意を持って接して下さったのが本当にありがたかったですね。
何故作ろうと思ったのか、何の為に。
今後、どうして行きたいのか。
とにかく思いつくまま喋らせて頂きました。
こちらの要望通りに、また要望を通り越して、「ここはこうした方がいいのではないか?」「ここを工夫した方が使い易いのではないか?」・・・・・
たくさんのご意見も提案して頂き、はじめは三つ折りの一つ一つの扉に一枚づつ入る作品を作って頂きました。
形が決まらないまま、月日が流れ・・・・・・
作って頂いたサンプルは十を数え・・・・・・・・・・
「これでは重すぎる。持ち運びに不便。」「これでは軽過ぎて設置時に不安定すぎる。」「予算が掛かり過ぎ。」「勝手にカパカパ蓋が開いたらおかしくないか?」・・・・・
問題は多々ありましたが、ようやく形が決まった後に一番頭を悩ませたのが、色・・・・・それをまとう和紙の質感と色合いでした。
続く。
かみしろ制作秘話 ②
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