神棚とは①

こんばんは、店主です。皆さまのたくさんのご厚意により、神棚写真集 「あのひとの神棚」 も増えてきてます。また同時に、不束・未熟ながら店主自身もアドバイスさせて頂く事によって、心新たに神棚に対して思うこと・考えることも多くなってまいりました。その中で良く一緒に書かれている文章があります。「なかなか掃除をする機会がないのですが」「おそらく神様はお下りになられていないと思いますが」・・・・もちろん、謙遜の意味も含めてとの事でしょうけどね(笑)今回は、「神棚とは何か?」これも含めて少しお話させて頂ければと思います。

「神棚とは何か?」

一言で、簡単に言えば「神様のお下りくださいます場所・鎮座される場所」

何の為に、どのような目的があって・・・・と考えれば、人それぞれでしょうね。たとえば、その信仰心を表にあらわすため。視えないものを形とするため。出来る限りのそばに居て下さりこれからの自分の人生や家族の安全や繁栄を守り導いて頂くため。心を安定・統一・おだやかにする場所が欲しい。昔ながらに祖父や父やそのまた前の時代から継がれてきたもの。また嫁ぎ先にあって否応なしに存在していたもの。その神棚を扱わせて貰っている店主がこれを言ってはお終いですが、、、、、あればあるでなかなかやっかいな代物でもございます(苦笑)店主自身、心ならずも忙しさにかまけてしまい自宅の神棚につもった埃をみて、水が空になった水玉や榊入れを見てため息ついた事は一度や二度ではございません(爆)

『神様、ホント申し訳ないです・・・・・・』

まず最初にそう素直に思えるのですが(決して言い訳は出来ませんしね(苦笑))気づいて、慌てて掃除することもしばしば。さてでは、一体どこの誰に向かってお詫び申し上げているんでしょう?あの、30cmにも満たない狭くて暗い空間に神様は閉じ込められているんでしょうか?店主は何度も言うように、神棚(宮形)とは人によってさまざまでしょうが心のあらわれです。どの様な設置理由が人それぞれあっても、それは自分の心を反映した一つの置物でもございます。普段、わたしたちが使っている他の道具と同じですよね。解り易い例えで言えば、財布と同じ。中に入れるお金という概念は捉え方も考え方も人それぞれ。明日のご飯が食べれない方が世界一高級な財布を持つ必要もなく、名のある企業の社長さんで粗末で汚い財布を使っていらっしゃる方は見た事がありません。ご自身にあったもの・ご自身が気に入ったものが一番良い。

ただ財布と違って、普段は人に見せるものではございません。

だから直接、自分の心が反映されます。「反映される・・・・」では神様そのものはどこにいらっしゃるのか?自分達はどこに向かってお詫びしているのでしょう・・・・・?それは 「その心」 です。

つづく。

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