獏なのか象なのか。ご存じの方はいらっしゃいますか?
答えは最後に書かせて頂きますが・・・・ちなみにこれは、よく神社で見られる「木鼻(きばな)」と呼ばれる部分です。
迫力ありますね~でも実際のものの方が迫力あります!
※ 写真は日光東照宮にある木鼻
この木鼻と呼ばれる部分。本来は「木の端」、木端より転じられたものです。鎌倉時代より採用されている構造上のもので屋根を支える柱や垂木を補強する為に、地面と平行に横に貫いている(横木)が左右に飛び出た部分です。ちょっと大きな神社に行かれ、注意深く見ると皆さんも「あぁ~あれかー・・・・・・」と解る部分も多いと思いますよ。あまった、横に出た部分なので切り落としても構造上は差し支えない部分なんですけどね・・・・・実はここが、宮大工(神社・寺院を専門とする大工さん)の腕の見せ所だったんです(笑)粋ですね~宮大工さんは。
もちろん、精巧な技・磨き抜かれた技術・芸術的観念がかなり必要とされます。
そしてこれも長い歴史の中で、影響を受け合い 「仏教系」と「禅宗系」で区別できるそうです。仏教系は、象・獅子・獏など動物や架空の生き物を模った細工がしてあるのだとか。また渦や雲、植物などは禅宗系だそうです。ちなみに・・・・・・写真はどちらも「獏」。象とすっごく間違えやすいのですが、獏の彫り物の特徴は短い鼻・牙が生えて・毛がカールしているのが獏。ね、すごく微妙でしょ?(笑)でも注意深く見ると、一般的な違いは店主からみて「毛がカールしている」ので判断すると解りやすいですね。また象は鼻が長く(これも微妙?)額とくっついている場合が多い気がします。
ちなみにこの獏なんですが・・・・・・
・・・・・詳しいつづきの話はまた明日。
つづく。
あらまぁ、ちょっと変わった龍かと思ったら獏だったんですね。