今日は鰹木(勝男木)について。鰹木(かつおぎ)と言われてピンと思い当たる方はいらっしゃいますか?いぇ、多分皆さん、一度は目にされた事があるのではないかと思います。鰹木とは「勝男木」「堅緒木」「堅魚木」「葛尾木」とも書かれますが、神社の屋根に乗ってるかつおぶしの様な形をした部分ですね。名前もかつおぶしから来ているという、なかなかユニークな嘘のようで本当の話。昔は屋根の補強の一部として使われていたんですが、現在では神社の屋根と言えば、「千木」とならんで「鰹木(かつおぎ)」とメジャーですよね(?)
これも千木と同じように、屋根に乗っかってる本数で男神か、女神か決まっておりまして・・・・
奇数は男神をあらわし、偶数は女神をあらわします。
が、今まで神社にいって結構注意深く見てきたんですが・・・・意外とデタラメ・・・・・といいますか、歴史によってそこのご祭神様も幾度も変わったことでありましょうが、これが当てはまる神社の方が少ない気がしますね。そもそも、神社には平均して三柱の神(三神)が祀られているので、性別が別れたらどうするの?なんて素朴な疑問まで湧き出てしまいます。
ちなみに、神様の数え方は 「座(ざ)」 かもしくは 「柱(はしら)」です!何を隠そう、前回の勉強会の為の予習の時に店主もはじめて知りました(笑)神社の大きさや由来にもよりますが、大方一~三柱の神が祀られており、主座や相殿で分けられている事もございます。
ちなみに「産土様がどなたか解りません!」とおっしゃられる方には店主は、「三柱の神様共、同じ様に大事にされて下さい。」と言うようにしております。主だろうが相殿だろうが差別は良くありませんからね。皆さんも次回、神社に参拝する時には屋根を眺めみて鰹木の数を数えてみて下さいね~近くに他の参拝者がいれば、何か視えると勘違いして一緒にみられると思います(笑)
鰹木といえば神棚で2個づつ付けているのを見たことがありますが偶数だから女神様用なんですかね?で、千木が外削りで付いていたら男女兼用になるのでしょうかね?(苦笑)
太陽様
二つづつ付いている屋根もございますね、、、一度、きちんと調べて再度、記事にさせていただきます!千木が外削りでついている場合は一般的には男神様が祀られているとされております。