神棚を置けば人は幸せになれるのか？

神棚があれば人は幸せになれるのか？

・・・・答えは「No」ですね（笑）が、しかし、神棚と呼ばれる神聖な道具はそんじょそこらの道具とわけが違います。おっと、その理由のウンチクを垂れる前にいつも決まって皆様から言われる台詞があります。「神棚を粗末にしていて申し訳ない」と。その事についての見解は以前、「神棚とは①」という記事で書かせて頂きました。

おっしゃる通りです。神棚は神聖な道具、決して粗末にしちゃいけません。

が、店主が考える「神棚」と呼ばれる神聖な道具。尊い神様がお座り頂く場所。

でも良く聞かれるんですよね～「神棚を置いた方が幸せになれますか？」

「粗末にしてはいけない」。これは間違えなくその通り、神様に対しての畏敬の念から来る思いですね。そして１００歩譲って、「申し訳ない」という気持ちも良く解ります（笑）なぜ、１００歩譲るかと言うと、自分は自分の心に正直でいたいから。良い心もダメなズボラな心も自分の心、堂々と真正面から向き合っていたい派です！

では置いたら幸せになるのか？

そうとは違いますね～でも置いては頂きたい。もちろん、売上を上げたいのですが３歩下がって別の神棚屋さんで買って頂いても構わないです（でも買って貰ったらやっぱり嬉しい（笑））なぜ置いて貰いたいのか？今の自分達の世代は、『もう一度、自分の心と真正面から向き合う』 時に来ているのではないでしょうか？

今まで素直になれなかった自分と対する時、たった一言が言えない勇気を貰う時、誤魔化し続けた自分をすべてひけらかす時、飾らない自分を褒めてやる時、情ない自分をためらいもなく出せる時、些細な・しかし自分にとっては大きな悩みを打ち明ける時・・・・・人は「勇気」が必要ですよね。でも、その勇気って人と比べることも出来なければ、人に批判される事もない。自分の中で自分を越えた時、それが勇気が出た時の自分。では日常生活の中で、その勇気が一番出やすい場所、ありのままの自分の心で居られる場所ってどこですか？

それが神棚の前じゃなくても構わないんです。風呂の中でもいい、ベットの布団の中でもいい、恋人の前だけでもいい、一人公園のベンチに座っている時でもいい。そんな時、自分は「神棚と呼ばれる神聖な道具の前」ですね。

「あの人の神棚」にも載せさせて頂いているように、神棚の種類や祀り方がそれぞれならば、付き合い方だってそれぞれで良いと感じています。何も強制はない、何ひとつ束縛もない。・・・・・「粗末に扱えば不幸せになる」と考えていらっしゃる方同様、「設置すれば幸せになる」と思っていらっしゃる方も似た様なことかも知れません。ただベクトルが間逆に向かっただけであって（苦笑）生かすも殺すも自分次第。必要ないとお考えの方ならば必要ないのでしょう。でも自分は今から先も、「必要だ」「必要かも？」とお考えの皆さんと話し合いながら、考え方・捉え方を模索しながら一緒に神棚設置が出来ればと考えています。

あ、、、、何かCMっぽくなった（笑）

まぁ自分で役に立ちそうな方はご一報下さい。今、ようやく店舗に徐々に神棚を増やしていってる最中、完全に完成したらいつか記事にさせて頂きますね！！「福岡の神棚屋さん」は今からもじっくり丁寧に歩き続けます！