三方(三宝)の置きかた

三方(三宝)の置きかた。これ間違えてるとちょっと恥ずかしいので、基本の知識として知ってて損はないと思います。まず、これが三方(三宝)。

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ちなみに、当店で扱っている三方は上下が外れまして「折敷(おしき)」 と「筒胴(つつどう)」に分かれます⇒「長手三宝7寸」 

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置きかたは注意して下さいね(以下の通りです)



まず筒胴には、『眼象(げんじょう)』 と呼ばれるひょうたんに似た形の穴が、4面の内、3面に空いております。この、眼象が”空いていない面”を神様に接する形で置きます。(置いた時に見かけのよいようにですね)写真が穴の空いてない筒象の一面。この一面を神棚の方に向けます。

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次に上に載せる「折敷(おしき)」。これには「綴目(とじめ)」と申しまして、茶色の木の帯で囲ってある縁(へり)をつなげておりますので、このつなぎ目が手前に来るように(神棚にみせないように)します。

覚え方は簡単で、

「筒象(台の部分)」 は人の為にあるもの。なので、神棚に向かう人の為に、見かけがおかしくないように穴のふさがっている面は神様に向ける。

「折敷(直接、供物が載ってる部分)」 は神様の為にあるもの。なので、つなぎ目は失礼に当たるので神様に見せないように手前にもってくる。

これで正式に置くと、下の写真のようになります。

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折敷の上は直接、供物を置かず「紙」を一枚置きます。

実は、この 「紙の折り方」 にも正式なルールがございまして、間違えたら縁起の悪い『忌みごと』 の際(葬式など)の折り方になりますので、次回詳しくご説明いたします。

つづく。


コメント

畑中一軒 :

詳細な記事ありがとうございます。
図版写真等もあり、大変に参考になります。
その他のサイトの場合、写真、図版等がない場合がなったりして、なかなか実感がわきませんが、このサイトでは助かります。

さて、記事の最後に「つづく」とありますが、この続きを読みたい場合、どう行けば良いのでしょうか?
「つづく」をクリックしたらその続きが読めれば嬉しいのですが。

【「紙の折り方」 にも正式なルールがございまして、間違えたら縁起の悪い『忌みごと』 の際(葬式など)の折り方になりますので、次回詳しくご説明いたします】とありますがどこをクリックすれば良いのか教えてください。

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