「よし。自分も神棚を置いてみよう!」そう思われた方が一番初めに迷われるのは・・・
「自分に合った神棚選び」ではないでしょうか?
普段、知る事のない特殊な知識が多く神棚(宮形)を置きたい意志があっても、ついつい二の足を踏んでしまいますよね。そして神具店に行かれて更に迷われる結果に・・・
理由はそのお値段です。
思った以上に安いものから、びっくりするほど高価なものまで。さて困りましたね・・・・あなたは何を基準にして選べば良いのでしょうか??一体、神棚を選ぶにはどんなルールがあって、なぜこのように金額の幅が大きいのでしょう?
お札だけをそのまま立掛けたり、壁に貼りつけてある方も見かけますが、出来ればきちんと神棚に入れて頂きたいですね。お札も色あせてしまいやすく、神様は何よりも穢れ(汚れ・気枯れ)を嫌われます。(壁に貼る方法もいずれ説明させて頂きます。)
ここでまずは簡単に神棚の説明をさせて頂きます。
神棚とは正式には宮形(みやがた)と呼ばれるものです。本来の意味で使われる「神棚(かみだな)」とはこの宮形や神饌を載せる台の事(棚板)。これがいつしか一緒に「神棚」と呼ばれるようになりました。
この神棚(宮形)は神社より頂きました神様の分御霊(わけみたま)を収める為の神社の形を模した箱ですが、普通はこの神棚に3枚のお札を収めます。これは日本民族の産土様であり、天皇家の氏神様にあたられます「天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)様」、また自分の生まれ育った場所や地域の守り神様「産土・氏神様(うぶすな・うじがみさま)」、そして自分の気に行った社や縁のある神様が祀ってある神社「崇拝する神社」ですね。
全部揃えないといけない事はないのですが、もし一枚だけを選べと言われたら「天照皇大御神様」のお札は必ずお受けされてください。(お札についての詳しい話はコチラを参照してください⇒お札について)
ほとんどの神棚は「伊勢神宮」をモデルにして作ってあり、「神明造り(しんめいづくり)」と呼ばれているものが多いのですが、その他にも「切妻造(きりつまづくり)」「入母屋(いりもやづくり)」といろいろとございまして複雑(細工、彫り物など)になればなるほど金額はあがります。ほかに屋根を除いた箱宮型のものなどもあります。
そして、扉が一つのものは一社宮、扉を三つ持つ三社宮、同じく五社宮、九社宮、十二社宮・・・・・となりますが、これは神棚を設置する場所の寸法をあらかじめ計った後、決めて頂くのが一番良いかと思います。
どんな神棚をどういうふうに置きたいのか?
「造り」(神棚の形)はそう決まり事はないのでお好みで選んで頂いて結構です。扉の数は一社でも十分に対応できますし、扉が多くなればなるほど材料が掛っているのでやっぱり金額も上がりますし、横にも長くなってきます。
⇒神棚の設置②-2 神棚の選び方(素材について)
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